MAZDAマツダがドイツ車みたいになってきた?!

(Aboo)

(左上画像はMAZDA 2)

きょうはちょっと雑談的な車の話となります。

MAZDAマツダと言えば、近年とくに勢いが見られた自動車メーカーの1つかなって思ってます。
ちょっと前には、日本カー・オブ・ザ・イヤーを4年で3回と、ほぼ連続受賞していました。(2013にCX-5、2015にデミオ、2016にロードスター)
ちょうど同じころ、マツダ車のイメージカラー「ソウルレッド」と似た色合いの赤を身にまとった広島カープ(本拠: MAZDA Zoom-Zoom スタジアム)が、プロ野球でとても強かったのも重なって、巷での勢いが感じられました

そのマツダのモデル群において、最近、ちょっとした、でもかなりインパクトのある異変が、起こりました。
車種の名称を、ほぼ一変させたのです。

それまでは、固有名詞でデミオ、アクセラ、アテンザなどとあったのを、MAZDA 2、MAZDA 3、MAZDA 6などと、変えていったのです。すでにSUV分野では、CX-3とかCX-5とか先行してやっていたのを、ほぼ全ブランドの共通戦略としたのです(ちなみに、オープンカーは特殊なので、根付いている’ロードスター’のまま)

実はこの戦略は、世界的(ドイツ車やボルボなど)に、特にプレミア車でよく見られる傾向で、
(たとえばベンツではAクラス~B、C、E、Sクラス、BMWでは1シリーズ~2、3、4,5,6、7、8シリーズ、アウディでA1~A3、A4、A5、A6、A7、A8とかあるのと似ています)
それ同様への転換のように見えます

名称だけでなく、それらと同じように、デザインも基本的にはどれも同じようにして(たとえばBMWのキドニーグリル∞のように、マツダも前から見た面構えなどどれもほぼ一緒)、種類もおおむね、セダン・ワゴンとSUVの2系統であとは大きさの違いにと…。(ベンツやBMWなどは、セダン・ワゴン系でもさらにクーペとか色々バリエーションが細かく広がっていますが)

そして、最近のマツダといえば、エントリーのMAZDA 2(旧デミオ)でも、既に数年前からクルーズコントロール(低速域を除いた一部追従型。―最近、追従範囲を拡大させたがまだ一部追従型)やヘッドアップディスプレイといった高機能装備を積極的に付けているのが特徴的。装備を充実させることで付加価値を高め、(準)プレミア的なイメージを作り、大きく値引きなどしないでも売れるブランド全体のイメージアップを図っているのではないだろうか。
最近新たに作る支店の外観も、従前の青白でなく黒を基調とした、シックで高級感のある仕様となっている(ディーラーに尋ねたら、お金も掛けての仕様らしい)

自分としては、このような展開をしているマツダの今後は、ぜひ見守りたいと思っています。クルコンなんかはいっそMAZDA 2レベルから、全車速追従の完全なものをオプションでもよいから装備させるなど、いっそうの高付加価値ブランド化を期待したい。なぜなら、エントリーモデル車レベルの大きさであっても、小さなサイズで高付加価値を求める層は絶対いて(大きな車は絶対運転したくないキャリアウーマンなど)、そのレンジでのブランド力upのために応えたらよいからだ。
最近では、その新開発した高燃費ガソリンエンジンをラインナップに加えるなど、技術面の積極性をアピールしていることにも拍手を送りたい(燃費が良いぶん販売価格も高くなっていて買う人は迷うだろうが)

資金系統や技術提携面などから見れば、ある程度はビッグメーカーの影響下にあるのかもしれないが、静岡のスズキ同様、基本的には自主路線を張って地方(広島)で頑張っている様子だから、これからも応援したくなる日本メーカーの1つだ