Love Is In The Air 風に舞う恋(John Paul Young)―歌詞:世界を幸せ一色にする恋のマジック

(Tip)

― 1978 John Paul Young(ソングライター:Johannes H. Vandenberg / George Redburn Young) 
Key Words:世界を幸せ一色にする恋 

一回聞けば印象受けると思うけど、だんだんボルテージが上がっていく曲調が圧巻です。

初めて聞いたのは、ステージで外国人歌手がカバーして歌ったの。
歌詞は、そのときはよく聞き取れずに、サビの部分はてっきり、’Love is in the end’ だと思って聞いてた。
ボルテージが上がっていくのもちょうど、愛の終りを覚悟した悲しさが増幅していく様子だと。失恋の曲なんだなって、てっきりそんな解釈のまま10年間くらい…。

しかし、”Love is in the AIR”でした。…となると、当然意味も要・再検討に。
In the airって? ―あまり聞き慣れない。宙に漂ってる―。
「宙に浮いている」という意味でもあるから、やはり、煮え切らない恋の切なさの歌か?(1975 Sky Highの例もあるし…)

しかし(再)、

Love is… everywhere I look around, …every sight and every sound, …in the thunder of the sea (どこもかしこも、海に落ちる雷にさえ、(宙を伝って)愛があふれてる)

出典:Love Is In The Air (1978)(拙者訳)―以下同じ

と..。中途半端な恋の歌でもなさそうだな

しかし(再々)、そんな、世界に愛があふれる中でも自分には愛がない、愛し合う人がいない、という悲しいオチかと、まだ疑う。

しかし(再々々)、

It’s something that I must believe in, and it’s there when I look into your eyes, when you call out my name.(君と見つめ合うとき、君が僕の名前を呼んでくれるときの偽らざる真実なんだ)

つまりは、いま相思相愛の人がいて、幸せいっぱい世界の全てがよく見えるという、そんな(ご馳走さまの話で)、人が人生で何度経験あるか(orないか..)の、不可思議な心持ちを歌った曲なんですね。

I don’t know if I’m being foolish, …being wise, …just dreaming, …sane(自分がおかしくなったのか賢くなったのか、夢見てるのか正気なのか、よく分からない)

のように言うあたりも、この、自分が知る今までの自分でないような不思議な気持ちをよく表しています。

…少しはしょった部分もありますが、歌詞の意味するところはだいたいこんな感じです。
曲調よろしく、だんだんボルテージ上げて正解へたどったつもりですが、おそまつでした

※曲情報は John Paul Young – Love is in The Air HD などで検索できます。