そば処 中之屋―は松本でも逸品の味の1つ
(Tale)
― 乗鞍高原行きバスターミナル(長野側)近く
( 長野県松本市安曇番所3961-1 )
乗鞍高原バス発着所(長野側)に向かって着く手前の、ずいぶんと山奥にある店だが、蕎麦処で名高いこちら松本にあっても逸品の域だろう。上高地で乗ったタクシーの運転手に蕎麦屋を尋ねたことがあって、そこでも返ってきた名前の1つ。
創業以来50年、水車挽き番所そばを守り続けるそば農家。つなぎは一切使わない香り豊かな十割そばをご提供しています。
出典:Webサイト「信州 乗鞍高原」
とのこと。
香り以上に、蕎麦のみずみずしい食感がたまらない。
飾り気がなく、正月など休んでいいような日もほぼしっかり営業を続けているとみえる、真面目な店。そして、リピーターが多いのか、こんなに田舎でアクセスがよいと言えなくても、いつ行ってもそれなり混んでいる(客が途絶えない)。
お品書きにはいろいろある中で―
お好み次第だが、自分がよく食べるのは、もりそば・辛味大根・冷やしとろろそばを一緒にした、おろしそばセット。蕎麦そのものを味わうのを基本に、自在に辛味や、とろろの味つけ変化も楽しみながら。お腹が空いていれば、さらにもり追加したり!
もりそばの他、とうじそば なんかもおすすめとされている。
冬に来たら、店の窓から見る辺りの景色は、こんな感じにも…。松本に雪がない日でも、国道158号から県道84へと分かれ山あいに入ったら一気に雪景色に変わってしまうような地帯。冬はスノータイヤがあったほうがいいだろう。
運がよければ、雪上を動くサルの姿も店の窓から見られる。
追伸)
温泉好きには、秘湯・白骨温泉から目と鼻の先の距離だと言えば、分かりやすいだろう。しかしながら、冬場は、白骨温泉から直接向かう峠越えルートは雪で基本的には通れないから、一度国道158号に戻って迂回することに。
夏場は、上高地又は乗鞍高原を歩く観光と、白骨温泉で旅の疲れを癒やす間に、この中之屋など(この辺り、乗鞍在来の番所そば処は他にもあるようだ)で蕎麦に舌鼓というのが、距離も近いところでの丁度よいセットになるのでは。
※参照)信州乗鞍高原―食べる情報